いらっしゃいませぇ〜、試されてみませかぁ〜軽やかなリズムだ。
心地いい。直進していた一歩が、止まってしまった。ヘェ〜こんなのがあるんですねぇ〜、私の声もつられて軽やかになった。一つのせてみよう!わぁ〜イメージが一瞬で変わる!
ショートにした事が無い私は、短いショートに憧れていた。色んなタイプのウィッグをのせてみる、のせる、のせる、、、。
1人ウィッグの世界に突入だ。
何だかとても楽しいのだ。欲しくなった。
しかし普通の人より多い髪の私は、必要が無い。
アッ!隣で母が私をジーと見つめている。
良いじゃないか、私だって変身願望が有る。
良い事を思い付いた!母につけてみる。余り変化無いが、似合う様な気がする、、。
良いんじゃ無い〜!ボサボサ頭の時なんて、のせれば一瞬で帽子代わりでお出掛けできるよ、帽子=ウィッグだ!
安めのショートウィッグは、突然、母の誕生日プレゼントになった。
私は1人、夜な夜なのせて見るが、まだ外には出た事が無い。