貴重な、源泉。

快晴だ。良い季節になった。約2週間もすれば桜が満開だ。今年も桜が見れる事が嬉しい。

山の温泉に行った。ホテルと併設している温泉は約60年以上になる老舗宿だ。温泉施設がリニューアルしてから2度目の温泉だ。山が私を呼んでいる。勝手な妄想だが、、。自然に囲まれた空気は清々しい。

山と、一体になれる絶景の露天風呂は新しいが、内風呂は昔のままだ。

迫り来る木々の新緑が、と言いたいが季節的に緑は半分だ。葉は落ちている。渋い世界はこれはこれで風情がある。

が!寒い。

早く浸からねば。トポン浸かる。隣の温泉に浸かる、トポン、又隣トポン。書きながら何の事だか分からなくなってきたが、広〜い敷地に露天風呂は8つ。構造が一つ一つが離れているから、歩いて浸かるまでに身体が冷えるのだ。寒〜、、。温泉でも冷えるんだなぁー。

オヤ!上を見上げると内風呂が二階に有る。階段を上がって行く。又寒い。構造上仕方ない。気持ちはダッシュで行く。浸かるトポン。あ〜やっぱり温泉はいい。

アレ?黒い蛇口、、。

内風呂の隅に有る蛇口は昔のままだ。古い。汚れているのか?誰も触れようとしていないみたいだ。ジャー!あれ?露天風呂の所にある蛇口から出る温泉と、黒蛇口から出る温泉の匂いが違う。硫黄だ!そうか汚れでは無く硫黄の成分で変色していたのだ。60年の歴史が有る蛇口だ。

今まで生きて来て、こんなに蛇口蛇口と言った事は無いが、、。

此処が、源泉か!細胞を活性化させるラドンが含まれていると書いていた。そうか、そうなのか、、!

私は、この黒蛇口から出る温泉がお宝に感じた。

今度は、新緑の季節にトポンだ!