見えないバトン。

人には必ずルーツがある。母の生まれ故郷に帰ろうと決めた一つのきっかけが有る。

約30年前に亡くなった叔母が、夢の中で私に帰っておいでよと現れたのだ。ハッと目が覚めた時、私も呼ばれている気がして、迷いが消えた。

何事にもタイミングがある。恋愛でも相手に気持ちを伝えるタイミングが有るし行動も一緒だ。

1秒前でも戻る事は出来ない過去になっている。

今、一瞬一瞬が大事だ。

自分の人生は、これからの未来を切り開く事が出来る。言葉に出し行動すれば夢は叶う!

叶うと信じて行動すれば、後悔はしないんじゃ無いかなって思う。

今回、母を連れて帰ってお墓参りをした。叔父にルーツを聞きながら涙が込み上げてきた。知り得ない昔の情景を感じ、先祖が紡いで来たタイミングが一瞬でも違っていたら、今の私はこの世に存在していないのだと痛感した。婆の幼少期は戦争の中で激動の時代を生き抜いて来た。

深い愛情のお婆ちゃん、強い正義感のお爺ちゃん、婆は二人からのDNAを継いでいる。過去の出来事を聞いて胸が熱くなった。

未来も大事だが過去を伝えて行く事も、大切だと思った。先祖からの見えないバトンを受け継いでいる。

感謝と同時に自分らしく歩いて行きたい。

あぁ〜、婆はのんびり韓ドラを観ながらビールを呑んでいる。イカの刺身をツマミに。

バトン所では無いのだ!