手のひらの中。

ミラーボールが私を照らす。キラキラしている。軽快なディスコミュージックが流れている。時代は1980年代。私は今ディスコで踊っている。ノリノリだ。

だが青春時代は短い。記憶だけは今でも熱く蘇る。昭和の時代が懐かしい。

手のひらにスマホは無い。LINEも無い。YouTubeも無い。なーんにも無いのだ。クドイがGoogleナビも無いから、全て自力だ。目的地まで間違えながらも到着していた。

人間くさいと言うか、昭和の風があった。今より五感が鋭かった様な気がする。

友達と遠く迄ドライブしたり、美味しいお店を見つけて食べに行ったりしていた。駅の改札口には、伝言板があった。

ダイヤル式公衆電話は10円玉を用意して電話の上に積み重ねる。ガチャン、ガチャン、お金が落ちる。話しながら10円玉を入れる。あ〜10円玉が無くなりそうだ〜早口言葉になる。隣の婆は良く柿食う婆だ。

暫くしてプッシュホンに変わり、テレホンカードが主流になった。

電車の中では、景色を見ながら四季を感じ遠くに行ってみたい。想像の世界が広がる。今では世界中の街の様子がリアルに溢れている。

今、手のひらサイズの中に、知りたい情報が無限に有る。

世界、宇宙の情報まで知る事が出来る。火星の表面をリアルタイムで見た時は感動した。このまま宇宙の事を書いていると宇宙人は、本当にいるのか?の話しになりそうなので、辞めておこう。

しかし凄い時代だ。

何処まで文明が進んで行くのだろう。50年先、100年先の時代を見る事は出来ないが、

争いの無い平和な時代を、今の子供達に送って欲しいと願う。

 

200年後、、ワレワレハ、ウチュウジンダ、チキュウジン、トモダチ、、。

どんな時代が、待っているんだろー。